国際宇宙ステーションを撮影 2


昨日の続きです。

日没が遅くなった分夜明けも遅くなりまして、午前5時43分はまだ真っ暗です。
手元不如意で準備をするのは大変ですので明るい昼間のうちにできるだけのことをしておきます。
まずは撮影場所の選択です。我が家の庭先からですと電線が写り込みますので近くの漁港にいたしました。

適当な場所に三脚を立てました。

A 三脚は大型のビロラです。Aの文字のところの黒いレバーを緩めるとエレベーターの垂直が簡単に出せます。
  三脚を立てる場所が水平でなくても対処できます。

B 水平を出すには水準器を使います。(三脚にも簡易水準器は着いていますが)

C 昨日の記事のようにレンズを通常とは逆にパン棒方向を向けて装着します。

D 方位磁石を使ってカメラをできるだけ正確に123度(東南東)に向けます。

E 最大仰角が71度ですので、レンズの縦画角66度の1/2を引いた38度以上にカメラを上向きに固定いたします。

F 三脚・雲台のすべてのノブ・レバーを固定して三脚の先に目印の小石を置きます。(三本全部)

G 三脚を移動しスプレーでマークします。

これで未明でも迅速にセッティングできます。

※38度以上に固定いたしますと12mmレンズと言えど水平線は写りません。
  国際宇宙ステーション軌跡の幅は狭くなりますがカメラを縦位置にセットすることも考えます。

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